若い医師たちに人気だった『耳鼻咽喉科』の医師数は横ばいに推移

かつて、耳鼻咽喉科というのは若い医師たちに非常に人気のある診療科目でした。
医局で働き、のちに独立し開業しようと考える若い医師にとって、この診療科目は非常に魅力的だったのかもしれません。

今ではその状況が少しずつ変わりつつあります。
現在では、そうした独立や開業といった未来よりも、より社会貢献しようと考える医師が増えてきているようです。
あくまでも現状から想像するしかありませんが、どうやら、もっと大きな夢を持って別の診療科目を選択する若者が多くなってきていると考えられます。

社会全体で見ればこれは喜ばしいことなのかもしれませんが、そうした傾向により、耳鼻咽喉科医が足りないという現在の状況に至っている点は無視できないでしょう。

医師の全体数は徐々に増えている傾向があり、医師不足と呼ばれる状態ももう少しで改善してくる見込みです。
しかし、この診療科目に限ってみれば、あまり増加傾向とは言えません。横ばいに推移している状況です。


都市部の求人が多くいつでも転職できる環境は整っている

新しい症例が出てきていたり、高齢者が増えることでこの診療科の範疇である疾患を抱える人が今後も増加していくであろう状況を考えると、やはり専門医が不足していると言わざるを得ないでしょう。

そういう意味では、非常に狙い目なのかもしれません。
医師の転職先としては注目しておく価値があるはずです。
求人事情に関しては、常に一定数の求人が出ているため、やる気さえあればいつでも転職できる環境は整っています。

特徴的なのは、都市部の求人情報が多い点。
もちろん地方にもありますが、そもそも耳鼻咽喉科を抱える医療施設が限定的であるため、地方にはこの診療科目を標榜している施設が少なく、このような状況になっていると思われます。

また、クリニックや診療所と呼ばれるような小規模な医療施設の求人情報もありますが、働き方が大規模病院とは異なるため、このあたりは慎重に見極めた上で転職先の選定を行っていく必要があるでしょう。

これはこの診療科目に限ったことではないものの、クリニックなどの方が好条件の提示をしていることが多いので、よりいい条件の求人が出れば争奪戦は必至。
上で示した人気のない現状というのはあくまでも免許取得直後の若い医師に多く見られる傾向であり、他の診療科目よりも狙い目ではあるものの、やはりめぼしい求人はすぐに埋まってしまいます。

積極的に応募するか、もしくはコンサルタントやエージェントなどに相談し非公開求人を紹介してもらうなどする必要がありそうです。